歯医者をお探しなら、枚方市の本多歯科へ。予防歯科・審美治療もお任せください。

本多歯科ブログ

神経を取る治療って?

2017年06月30日(金)

神経を取る治療って?

むし歯が大きくなっていると、神経の部屋(歯髄)まで到達している場合があります。

このような場合、ほとんどのケースでは、『抜髄(バツズイ)』と言って神経を取る治療を行います。

「このむし歯は大きいので神経を取ります」

と患者さまに説明すると、、、

「歯を抜くんですか?」

とよく驚かれるのですが、『抜髄』とは、歯を抜くのではなく、歯の神経をとる治療で、歯を残すために行う治療です。

歯髄炎とは?

歯髄炎とは、歯の中の神経や血管がある組織(歯髄)に、細菌が侵入し、炎症を起こすことを言います。

・何もしていなくてもズキズキする

・冷たいものもしみるけど、熱いものはもっとしみる

・甘いものや硬いものを噛んだときにズキっと痛い

これらの症状は、典型的な『歯髄炎』の症状です。痛いまま放置していると、神経が死んで、腐敗が起こり、歯の根の先に膿をためてしまったり、歯が崩壊して抜歯になることもあります。

歯髄炎の原因は?

①むし歯

歯髄炎の原因として第一位は、むし歯によって歯が溶けて、歯髄まで到達した場合には、虫歯菌が歯髄に感染を起こし、歯髄炎になります。

②知覚過敏

知覚過敏(知覚神経過敏症)などで歯がしみるようになって、それが原因で歯髄に炎症が起こり、歯髄炎になることがあります。

③歯周病

歯周病が進行して、歯を支える骨や歯ぐきに感染が起こり、根の先から細菌が侵入して、歯髄に炎症を起こすことがあります。

④外傷

事故や外傷などによって、歯にダメージが加わったり、歯が折れて歯髄が露出することで、歯髄炎を引き起こすことがあります。

⑤歯ぎしり

歯ぎしりや食いしばりによって、歯にダメージが加わったり、歯がすり減って歯髄までの距離が近くなると、歯髄炎になることがあります。

抜髄の治療事例

会社員の男性(32歳)の方は、1週間前から左下に若干痛みがあったそうですが、痛み止めを飲むほどでもないので放置していたとのことです。昨日、夕食を食べていると、急に「ズキ」っとした痛みがあり、それからどんどん痛みが増している状態とのことでした。

「何もしていなくてもズキズキ痛い」という症状から、急性歯髄炎と診断しました。

原因は、おそらく、以前に治療したところが歯髄に近く、神経を保護していたのですが、何らかの刺激が加わり、歯髄炎になったと推測できます。

下顎孔伝達麻酔を行い、金属を除去した後、歯髄の神経や血管を綺麗に除去していきます。

麻酔の奏功がよく、神経や血管が綺麗に除去できたことを確認できたため、根管消毒薬の水酸化カルシウム製剤を充填し、仮のフタをして1回目の治療は終了です。

根管消毒薬の交換を2~3回行った後、痛みが治り、噛んだときも痛くないということでしたので、根管充填を行いました。

根管充填とは、神経や血管を除去した後の、空っぽになった歯髄を、根管充填材で緊密に詰めていくことを言います。これをすることにより、細菌の再感染を予防したり、歯を強くする効果があります。神経の治療を途中でやめたり、歯医者さんに行かなくなったりすると、薬の効果がなくなり、細菌が侵入してしまうことがあります。これにより、最悪の場合、抜歯となる可能性もあります。神経の治療中は、必ず最後まで治療に通うことをオススメします!

枚方市・交野市・寝屋川市・高槻市で
歯にお困りの方・歯医者さんをお探しの方
『一本の歯から、一生のお付き合い』を目指す
地域密着の歯科医院 本多歯科

京阪交野線「宮之阪駅」すぐ ご予約・お問合わせはお気軽に!072-847-8241 受付時間:9時30分~13時/15時~19時30分 但し土曜日は9時~13時まで WEBでのご予約・お問合せはコチラ!

ページTOP

お電話でのお問い合わせ

ご予約フォーム

ネットで歯科相談