歯をただ綺麗に並べるだけではなく、お顔のバランスを見ながら診断・治療を行います

歯科矯正とは、ガタついた歯並びを整え、噛み合わせを良くするための治療です。

具体的には、矯正装置を用いて歯や顎の骨に力を加え、歯をゆっくり動かしていきます。

不正咬合

歯並びが揃っておらず、あるいは上下の噛み合わせが悪い状態を不正咬合といいます。

この不正咬合をそのままにしておくと…
・歯磨きがしにくい
・むし歯のリスクが上がる
・歯肉炎になりやすくなる
・滑舌が悪くなる
・口臭の原因となる
などの問題が生じます。それを防ぐために行うのが矯正治療です。

抜歯する？orしない？

お顔を前や横から見て、
口唇が出ている方　→　抜歯をした方が綺麗になる可能性が
口唇がへこんでいる方　→　抜歯をしなくても綺麗になる可能性が

一般的には、歯を並べる際に、歯を並べるスペースがない場合は、抜歯をして矯正するということになっています。
本多歯科では、審美の中心である上顎前歯の位置関係によって抜歯の判断を行なっております。
口唇がへこんでいて前歯を前に出したい場合は、抜歯をせずに歯を並べます。
逆に、口唇が出ている方は前歯を中に入れるために小臼歯を抜歯して矯正を行う場合が多いです。

つまり、抜歯をするかしないかは、口唇や前歯を中心とする、お顔全体の審美のバランスによって変わります。
そのため本多歯科では、顔貌や口元の診査を矯正治療の前に必ず行っています。

“矯正治療ありき”の治療方針はとりません。

矯正専門ではなく一般歯科医院である当院は、矯正治療とインプラントや、矯正治療と被せ物の治療を組み合わせるなど、治療の選択肢が豊富です。

例えば、インプラントを行うスペースを作るために矯正治療を行なったり、前歯の審美補綴を行うために矯正治療を行ったり、当院での矯正治療の用途はさまざまです。

「噛む・食べる・話す」といった、歯やお口本来の働きについてはもとより、虫歯や歯周病の原因や顎関節の不具合など、お口や顎の将来的なトラブルも踏まえて治療を行います。

もちろん、ケースによっては矯正専門医をご紹介し、連携しながら患者さまのお口の問題を総合的に改善していきます。

小児の矯正 プレート治療

小児の矯正は、成長を考慮して行うため、
顎骨や骨格をコントロールできる時期です。

この時期に、骨格や顎骨発育を整えておくことで、将来的な骨格によるトラブルを回避できます。
また、将来、大人になってからの矯正治療をしやすくするという効果もあります。
一般歯科である本多歯科では、顎の骨格の矯正、「骨格治療」を行っています。

費用：50,000～200,000円

骨格や顎のプレート矯正（8歳～13歳ごろのお子さまが対象）

骨格の治療は、乳歯と永久歯が混合している時期に行う治療です。
上下の顎の骨格のバランスや大きさなどを整え、永久歯が綺麗な歯列で生え揃うよう導きます

大人の矯正 最もベーシックなマルチブラケット矯正

費用：350,000~650,000円

矯正したい歯の一つひとつに、ブラケットという小さな器具を装着。ブラケットをワイヤーで連結してワイヤーの力で歯を動かし、歯列を整える治療法です。
この方法はほとんどの症例に対応でき、歯科治療のなかで最もベーシックな治療と言えます。
当院のブラケットは、デーモンシステムとクリッピーシステムを採用しており、特に審美に影響する上顎はセラミックブラケット、あまり目立たない下顎はメタルブラケットとなっております。

大人の矯正 目立ちにくいマウスピース矯正

費用：400,000円～(1STEP追加+50,000円)

マウスピース型の矯正装置「アライナー」を用いて矯正を行います。
歯に固定するブラケットと違い着脱が自在で、マウスピースは透明色なため目立たちません。
ただし、歯を動かせる量には制限があり、症例によってはお勧めできない場合もあります。

歯列を矯正すると、歯並びが綺麗になると同時に、歯茎の形も整えられます。
ですから、歯列を整えたい場合はもちろん、歯ぐきの治療のためにも矯正はぜひおススメです。

また美しい歯並びになれば、噛む・話すといった機能の向上だけでなく、歯みがきのメンテナンス性も良くなります。
さらに、口は目や鼻と並び顔を構成する重要なパーツであるため、口元が整うと、お顔の印象は劇的に変化します。

そういった多くのメリットがある反面、矯正治療では痛み、費用、時間などの負担は避けられません。 ですから、お口の機能や審美性の向上を心から望む人に、その覚悟を持って取り組んでもらいたい治療でもあります。