書籍掲載のお知らせ
2018年12月10日(月)当院の歯科医師「本多弘明」が、
2019年1月中旬発売予定の
歯科プロフェッショナル
〜本当にかかりたい歯科医たち〜
2019年度版
に選出され掲載されました。
本多歯科の待合室でもお読みいただけます。
格好良い内容で本当に嬉しいです!
ぜひぜひご観覧くださいませ。
(以下書籍内容)
歯科プロフェッショナル
医療法人 本多歯科
大阪府枚方市、京阪電車宮之阪駅を降りて少し歩くと、一際目立つ建物が見えてくる。この地で開業35年、リニューアルから2年の本多歯科だ。建物は一面ガラス張りで、入り口にはスロープ。天井高く待合には大きな観葉植物がそびえ立つ。一見歯科医院とは思えない雰囲気を持つここには今、近隣住民を中心に京阪沿線からも多くの患者が通ってくる。
「歯医者さんはみんなできるだけ行きたくない所だと思います。だから少しでも親しみやすい 環境、雰囲気の医院にしたかった」こう話すのは平成28年のリニューアル開院以来院長として医院を引っ張る本多弘明さん。この、カフェのような洗練された内装や外観の考案者でもある。
治療の前に方針とゴールを決める“本多流歯科医療”
枚方市出身の本多院長が歯科医師を志したのは高校生の頃。「父の歯科医師の姿を見て漠然と 楽しそうだなと思ったのが目指すきっかけでした」
学校を卒業し、歯科医師としてキャリアをスタートさせた後は約 年間勤務医で経験を重ねた。「家族で話し合った結果、父の医院を継ぐことに決めました」
平成28年に本多院長の想いやこだわりが詰まった新生、本多歯科がスタート、同時に院長に就任した。医院では現在、虫歯や歯周病治療などの一般歯科から小児、矯正、インプラント、入れ歯、口腔外科など患者の悩みに合わせた様々な歯科医療を提供する。
そんな本多歯科の大きな特徴といえるのが『本多弘明』という人物そのもの。本多院長の歯科医師としての考えはとにかく独特で、一言で言い表すならば“庶民派歯科医師”という言葉だ。「歯医者は痛いし、お金も時間もかかるし出来ることなら行きたくない。だからこそ治療は出来るだけ短期間で終わらせることを常に心がけています」
どこまでも頑なに、治療を受ける患者のことを考えた歯科医療を提供する本多院長。この考えの根っこは自身の過去に遡る。「私 自身も昔は虫歯が多く、顎関節症にも悩まされるなどよく歯医者にお世話になっていました。その時感じていたのが“あまり行きたくないな”という印象でした」
自らもよく歯科治療を受けてきたからこそ、治療に来る患者の気持ちがわかるのだ。
「色々な動機や理由で歯科医院に来て下さった患者さんに対して、必ず来てよかったと思って頂ける医療を提供しなければいけません」
こう力強く話す本多院長が大切にしていること。それは治療の前に行う、診断と治療計画、そして治療のゴールを決めることだ。「人は皆骨格も顔も違うことから治療のゴールは同じになりません。その中でおひとりおひとりにとってベストなゴールをまずはしっかり決めることが重要です」
矯正やインプラントが必要な治療は1ヵ月以上をかけプランやゴールを設定
虫歯治療のゴールは「今後虫歯にならない状態にまでもっていくこと」
ゴールを決めればそこに辿り着くまでの手段、いわゆる治療方針を立てていく。矯正やインプラントなど様々な治療が関わるような場合は1ヵ月以上をかけて、患者と綿密に話し合って決めることもあるそうだ。
「ゴールまでの治療を現時点で全て行うかどうか、これもまた人それぞれです。治療にかかる期間や費用なども考慮頂き、最終的な判断は患者さんご自身に委ねます」という本多院長は「ゴールまでの治療を必ずしも行う必要はありません」とも。
「歯科医院の目的は、健康回復と予防です。症状を聞いて、その症状の原因を見つけること、それらを解決するための処置を行うことです。患者さんの将来にとって利益となる治療内容を提供することが基本であると考えています。“各個人の将来性を考慮したゴール”と、“現時点での背景を考慮し たゴール”は、まったく違います。ダメなのは我々歯科医師側が現時点の患者さんの背景だけを考えてゴールを設定してしまうことです」
場合によっては、今後将来性を考慮したゴールを目指しにくくなってしまう可能性があるという。「そういう意味でも治療を始める前に行なう各個人のゴールの設定は非常に重要です」
例えば虫歯患者の場合、本多院長は虫歯を治した地点を将来性のあるゴールに設定しない。「虫歯を治した上で、その方が今後虫歯にならない状態が私の考えるゴール地点です」
そのために何故そもそも虫歯になったのか、原因を探り虫歯リスクを排除していく。「食生活など日々の生活スタイルをお聞きして、虫歯にならないような生活習慣をアドバイス。これを患者さん自身が実践して初めてゴールに辿り着けるのです」
コミュニケーションと説明を大切にして患者に安心を提供
治療と同等かそれ以上に、患者とのコミュニケーションや説明も大切にする本多院長は「患者さんが『歯を抜かれた』と思うのではなく『歯を抜いてもらった』という風に思って頂けるよう、説明は時間をかけて丁寧に行います」と話す。こうして納得と理解を得た上での治療であれば、患者側の治療に対する恐怖感も和らぎ、リラックスした気持ちで治療に臨むことができる。
ただ技術を提供するだけではない、おもてなしの精神でホスピタリティ溢れるサービスも同時に提供する本多歯科のスタッフは今、本多院長含め15人。「患者さんはもちろんですが、うちで働くスタッフ達も皆幸せになってもらいたいと思っています」
スタッフの幸せを願う本多院長は「医院に患者さんやスタッフの子供を預けられる託児施設を併設したい」との将来展望を明かす。さらに「今医院のある枚方地域で、今後分院を出すことができればと考えています。そうすれば雇用が増えて、地域社会の貢献にも繋がります」
こうした高い目標を掲げて、日々奮闘する本多院長。「本当の理想は患者さんご自身で歯の健康をコントロールすること。その上で、トラブルが起こった時や自分ではどうしようも無くなった時に私達の歯科医院を頼って頂けたらと思います」
歯科医院に行こうと思うタイミングは人の価値観により様々だといえる。その中で本多院長は 「患者さんがどんなタイミングで来院しても最良の歯科医療を提供できるようスタッフ一丸となって毎日準備をしっかりしておきます」と瞳を輝かせる。