将来インプラントをお考えの方へ
2019年09月24日(火)諦めないで!私たちは応援します!
歯を失ってしまった…。インプラントの説明を聞いた、興味がある、やりたい。でも経済的に今すぐは無理。
こういう方に一番にお勧めするのは、歯を削らなくても作製可能な部分入れ歯です。
でも…入れ歯には抵抗がある、作ったけど入れてない、見た目が気になる、早くインプラントがしたい
こう考えている方は多数おられると思います。
しかし、歯を失ったスペースに長期間歯を入れていないと嚙み合う歯が挺出してきたり、隣の歯が傾斜してきたりすると、噛み合わせに影響したり、将来インプラントをするスペースが失われたりします。
結果的にインプラントを選択しても咬合や審美において良い治療ができなくなる可能性があります。
「じゃあ、どうすればいいんだ…」
今回お勧めするのは、将来インプラントがしたい方に、嚙み合う歯の挺出防止・隣の歯の傾斜防止・審美の回復を目的としたリテーナー(保定装置)です。リテーナー(保定装置)とは、主に矯正治療後に歯の後戻りを防ぐ目的で作られるもので、今回紹介するインプラント用リテーナーは矯正治療後用マウスピース型プラスチックリテーナーの材料を応用して製作しています。
ただし適応症例は、近い将来にインプラントをお考えの方・前歯・臼歯の中間欠損・少数歯欠損の症例です。またインプラントだけでなく前歯の接着性ブリッジをお考えの方や少数歯インプラントの骨固定期間の仮歯にも使えます。(※適応症例以外の方には製作できません。)
また虫歯や歯周病のリスクが高い方には使用不可ですので、しっかりと治療した上で製作をします。また材質の強度的に食事には利用できませんが、飲み物やゼリー、ヨーグルトくらいなら大丈夫です。歯ぎしりや噛み合わせによっては穴が開いたり変形したりすることもあるので、その都度作り直しが必要となる場合があります。また装着感や舌感で慣れるまで違和感を感じる方もいます。
料金は、欠損歯数に関係なく片顎一装置につき¥20,000(税抜)です。当院の技工室で製作しますので、約1週間で完成します。保険で入れ歯やブリッジを製作すると約¥10,000〜¥20,000(歯数によって変動・3割負担)ですので、ほぼ同価格でご提供しております。ただし保証はなく、穴が開いたり変形したら作り直しが必要となります。また適応症例は限られますのでご注意ください。
近い将来インプラントを選択してください
今すぐには経済的に不可能だとしても、頑張ってお金を貯めて必ずインプラントをして歯を入れてください。リテーナー装置を使って、失った歯の周りの環境を保持しようとしても、長期間となるとどうしても少しづつ変化してしまいます。また食事には使用できませんので、歯がない状態で咀嚼しなければならないので、生活習慣病や消化不良などの影響が出る可能性があります。そういう意味では、入れ歯とリテーナーを両方製作することもお勧めです。食事は入れ歯で、それ以外はリテーナーでというのも良いでしょう。
インプラントは考えていないな〜という方や歯科医院でインプラントには適応外だと診断された方には不向きですので、そのような方は早めにブリッジや入れ歯を製作して装着しましょう。
☞本多歯科インプラントページを見る(本多歯科のインプラントの考え方)