よい歯のコンクール
2017年04月25日(火)当院に予防と定期検診で通院してくれている親子様が、枚方市が開催する
『よい歯のコンクール』
に出場することになりました。
よい歯のコンクールは、3歳半検診の対象児童とそのお父様やお母様がペアで出場するコンクールです。
お母様のお口の中から診ていきます。
全体的に歯肉の色や形、性状がよく、とてもよく管理されています。
綺麗な歯肉の見方は、①歯茎の色、②歯間乳頭の形、③歯周ポケット、で診ていきます。
①歯茎の色
綺麗なピンク色で、歯の方と頬の方で二層に色が分かれているのにお気付きですか?これは、付着歯肉幅と言って、健康な歯肉には欠かせない組織なのです。
②歯間乳頭の形
歯間乳頭というのは、歯と歯の間・歯と歯茎の境目の歯ぐきが三角形になっているところを言います。歯石や歯垢(プラーク)が停滞すると、この乳頭部の毛細血管に炎症細胞がたまり、赤く腫れたり(腫れると乳頭部が丸くなります。)、出血したりしやすくなります。そのようになった歯茎の炎症を『歯肉炎』と呼びます。お母様の歯茎は、とても引き締まっていて、三角形が綺麗になっています。
③歯周ポケット
歯と歯茎の境目からプローベという器具を使って、歯茎の高さから歯槽骨までの距離を見ていきます。これにより、歯茎の腫れ具合や歯槽骨の吸収度合いがわかります。歯肉炎や歯周病の進行を測る検査です。健康な歯茎では、2~3㎜で、4㎜以上は以上と言われています。お母様は、2㎜くらいがほとんどで、歯槽骨の吸収も起きていないことがわかります。
つぎは、5歳の息子様の歯を診てみましょう。
この子は現在5歳で、よい歯のコンクールには出場しませんが、小さい頃から本多歯科に虫歯予防に来てくれています。よく仕上げ磨きがされていて、お母様の管理が行き届いていますね。素晴らしいです。お子様が10歳頃になるまでは、お子様本人でのお口の管理は難しいですから、頑張って管理してあげてくださいね!
最近、下顎の切歯が生え変わりました。順調に大人の歯(永久歯)への階段を登り始めています。乳歯の歯と歯の間に少しスペースがあるのはお分かりでしょうか?これは、顎の骨が順調に成長している証拠です。3歳で乳歯列が完成して、歯は大きくなりませんが、顎の骨は成長するので、このようなスペースが生まれます。健康に順調に成長すれば、10歳ごろにこのスペースが大きくなると言われています。『みにくいアヒルの子時代』と言って、このスペースがあることによって、萌出期間が終わり永久歯になる頃には綺麗な歯並びとなることが多いです。
つぎはコンクールに出場する3歳の娘様の歯を診ていきます。
現在3歳で、乳歯列が完成しています。顎骨の発育もよく、しっかりとご飯が食べれるようになっています。虫歯も一本もなく歯肉炎もありません。本当にお母様の管理がいいと思います。
乳歯列が完成する3歳から第一大臼歯が萌出する6歳までの期間は、大人と同じように食事できるようになっていますので、よく噛んでご飯を食べることがキーポイントになります。3歳までの間は、離乳食から始まり、あまり噛めない乳歯で柔らかいものや食べやすいものを食べているので、よく噛んでご飯を食べる習慣がありません。丸呑み状態になっていたり、噛んでいたとしても乳歯が揃っていない期間は機能的には低い状態です。3歳になっても丸呑み状態が続くと、顎骨の発育が抑制されて、歯並びや永久歯萌出に大きな影響を与えます。『よく噛んでご飯を食べる』ことを意識させるようにして、習慣づけてあげてください!
今回は、お子様2人のお口に環境がとても良好だったので、フッ素ではなく“Miペースト”を選択しました!
娘様は、バレンタイン限定のチョコレート味、息子様は人気ナンバー1のヨーグルト味を、美味しそうに楽しんでくれました!
Miペーストは、豊富なミネラル(カルシウム、リン)や口腔内環境の中和作用と緩衝作用をもつCPP-ACP(リカルデント)を含んだ全く新しいコンセプトの予防ケアです。
今後も定期検診頑張ってくださいね。よい歯のコンクールでいい成績が残せるよう応援しています!
お子様の、春休み、夏休み、冬休みを利用して、ご家族で遊びに来る感覚でお越しください!
お待ちしております!
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