妊娠性歯肉炎とは?
2017年05月10日(水)『妊娠性歯肉炎』という言葉を知っていますか?
妊娠すると、体には様々な変化が起こります。それにより、虫歯や歯肉炎のリスクが高くなります。
妊娠性歯肉炎とは、妊娠中のお口の中のリスクファクターによって起こる病気の一つです。
妊娠性歯肉炎とは?
妊娠性歯肉炎と一般的な歯肉炎と、特に違いはありません。
患った方が妊婦さんかそうでないかの違いです。
歯肉炎とは、お口の中の歯垢やプラーク・歯石の中の細菌によって、歯ぐきが炎症を起こす疾患です。
歯を磨いている時に、出血してくることがあったら、それはもう歯肉炎になっている証拠です。
妊娠していると“なぜ”起こりやすい?
妊娠中は、歯肉炎やむし歯にかかりやすいお口の中になっています。
①ホルモンバランスの変化によって、唾液分泌が減り、抵抗力が弱くなるため。
②妊娠中期に入ってくると、一度に摂取できる食事量が減り、間食をする習慣が増えるため。
③つわりなどで口の中に歯ブラシを入れることが困難で歯磨きがおろそかなりがちになってしまうため。
によって歯肉炎やむし歯になりやすくなっています。
妊娠性歯肉炎の予防方法は?
抵抗力の弱くなっているお口の中で、細菌によって歯肉炎やむし歯が始まります。
いつも以上にオーラルケアを心がけ、むし歯や歯周病を予防してください。また、間食が増えている時期は、面倒かもしれませんが、食後の歯磨きを心がけてください。つわりで苦しい時は、小さめの歯ブラシを選択したり、刺激性の少ない歯磨き粉やデンタルリンスを応用するなど工夫しましょう!
妊娠性歯肉炎になってしまったら?
妊娠性歯肉炎は、出産が終わり、お口の中の抵抗力が戻ると、治癒することがほとんどです。
では治療が必要ないのでは?と思う方もいらっしゃいますが、妊娠性歯肉炎が原因で、将来的な歯周病リスクを高めてしまっています。妊娠性歯肉炎を治療することも予防することもとても大切です。
毎日のオーラルケアもきちんとした方法で行う必要があります。本多歯科では、一人一人のお口の状態や歯並びに合わせて、ブラッシング指導やスケーリングを行なっています。
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