歯が壊れて噛むところがない
2016年11月6日(日) Q&A歯が崩壊、噛めない...
本多歯科には、虫歯や歯周病、歯の破折や崩壊、長い間放置していたなどによって、「歯がぼろぼろ」「どこで噛んだら良いかわからない」「残っている歯を使ってなんとか噛んでいる」「噛まずに飲むように食べている」と悩んでる方がとても多く来院されます。咬合不良や咬合崩壊によって、お身体の健康被害への影響も大きくなります。突然やってくる“生活習慣病”をはじめとする、“脳血管障害”、“自律神経失調症”、“誤嚥性肺炎”。その原因と歯の噛み合わせには、大きく関係があると言われています。また高齢者の入院の原因の一つである“転倒”は、咬合不良による平衡感覚や体力の低下が影響していると言われています。
わたしたちは、そういった方々の『噛み合わせを作りなおす』治療に取り組んでいます。
咬合崩壊と咬合再構成
歯冠が崩壊したり、噛み合わせがずれたりすることを、『咬合不良』『咬合崩壊』と言います。またそれらを治し噛み合わせを良好な状態へ持っていくことを『咬合再構成』と呼んでいます。
1本の歯の崩壊や喪失を放置すると、多くの歯への影響が懸念されます。その影響によって、1本また1本と多くの歯が崩壊の連鎖を始めます。歯や咬合の崩壊によって、まず左右のバランスが崩れます。つぎに噛むところがなくなってくると、上下のバランスが崩れてきます。顔貌は崩れ、老け顔になります。さらに顎関節の可動範囲が大きくなり、顎関節症などにも影響が波及します。
治療計画をしっかりたてて、まずは1本1本の歯の治療を優先し、その上で噛み合わせのバランスを決めていく治療になります。歯がないところにはブリッジや入れ歯、インプラントを駆使して、咬合を作りなおしていきます。あきらめず、根気よく通院することをおすすめしています。