銀歯とセラミックは何が違うの?
2016年11月24日(木) Q&AE-maxセラミックス修復
ラミネートベニア修復
前歯の範囲の大きいコンポジットレジン修復の変色や欠けやすい部位の修復、また前歯の正中離開(すき歯)などにも応用されます。エナメル質の表層を0.5〜1.5mm切削し、そこにセラミックで制作したベニアを貼付けます。前歯の神経の生きている歯に適応です。歯と歯の間が離開しているケースに応用する場合は二本制作する必要が多いです。
セラミックインレー修復
当院のセラミックインレーにはE-max(イーマックス)プレスを使用しています。日本製の安全なE-maxブロックを使用しています。透明感があり審美性にも優れる上、歯のエナメル質と同じくらいの硬さがあり、まわりの歯を傷めにくい性質も併せ持ちます。
ジルコニアセラミックス
前歯のジルコニアセラミックス
前歯の被せ物や差し歯に使うセラミックにはジルコニアオールセラミックを使用しています。軽量で高強度、高い安全性と生体親和性を兼ね備えたジルコニアをフレームに使用し、審美セラミックを天然歯にあわせて築盛していく方法です。色を塗り重ねて築盛するため、透明感が高く、とても審美的に仕上げることができます。天然歯に近い審美性を表現できるため、前歯の歯並びをセラミックで治す方法にも利用しています。
臼歯のジルコニアセラミックス
小大臼歯の被せ物や差し歯にはジルコニアE-maxプレスクラウンを使用しています。軽量で高強度、高い安全性と生体親和性を併せ持つジルコニアのフレームを使用し、上部にはE-maxをのせる方法です。前歯と違う方法でつくるのは、咬合力に対応できるようにするためです。前歯でも反対咬合や切端咬合など築盛セラミック部分に咬合力がかかる場合はE-maxを使用する場合があります。
ジルライトクラウン(フルジルコニア)
軽量で高強度、高い安全性と生体親和性を持つ、ジルコニアで被せ物や差し歯を作る方法です。シェード(色)は単色(4色)、透明感にもあまり優れないため大臼歯におすすめです。また強度が高いため、まわりの歯を傷めてしまう可能性があります。