おこさまの歯並びは?
2016年11月9日(水) Q&Aお子様の歯並びが気になる方へ
親御様が歯並びを気になることで1番多いのは、「永久歯が乳歯の内側から生えてきた」です。これは後続永久歯が乳歯を避けて萌出するためで、将来的には舌の力に押されて前に出てくるのが一般的です。しかし、いつまでも乳歯が抜けずにいると、歯並びに影響を与えるので、すみやかに乳歯を抜歯しましょう。また指しゃぶりや爪噛み、舌を前に出す癖などは歯並びや咬合不良の原因となるので防止するようにしましょう。
乳歯の段階で多少歯並びが悪くても、永久歯でも歯並びが悪くなるとは限りません。しっかりと奥歯で咀嚼することで、顎骨の発育を促進し、正常な歯並びに近づけましょう。
お子様の矯正はいつから?
いくら親御様が歯並びについて心配されても、お子様に理解と協力がなければ矯正は始めれません。脳がある程度発育する8歳〜9歳の時期に顎の骨と永久歯の大きさのバランスを検査して、必要であれば矯正を始めると良いでしょう。子どもの矯正では顎の骨の大きさをコントロールできるため8〜9歳以降であれば、早めの矯正をおすすめしています。
10歳の頃、Ugly Ducking Zone(醜いアヒルの子の時期)という時期を迎えます。これは、顎の骨の大きさと歯の大きさのバランスが正常であれば、歯と歯の間に多少の隙間が空くことを言います。この時期を正常に迎えれば歯並びが綺麗に配列する可能性が高いという指標です。しかし、この時期に、歯と歯の間が詰まっていたり、歯が重なって萌出していれば、歯並びが悪くなる傾向にあります。顎の骨の成長をコントロールする器具を使って矯正していきます。
本多歯科では、お子様の歯医者デビューから矯正ができる年齢になるまでにできる処置と経過観察をしながら見守っていきます。また難症例については、提携する矯正歯科への紹介をしています。