歯科治療を始める前に
2016年11月30日(水) Q&A治療は計画的に
本多歯科では患者さまのお口を治療する上で『治療方針』と『治療の計画』を大切にしています。治療方針が最初に決まれば、常にそれに沿って診療・治療していけます。患者様のその日の症状や歯や歯茎の状態によって、道がそれてしまうことももちろんあります。しかし、少々道がそれても、また元の決まった道に戻すのは簡単なことです。治療方針が決まっていないのに、あれやこれやと診療して、道がそれてしまえば、その時点で治療のゴールを見失ってしまいます。
また治療計画では、なるべく治療期間を短縮することを目標にしています。いくら治療方針通りに進めても、治療期間が長くなることで新たな崩壊を招く恐れがあります。ひとりひとりに合った治療方針と治療計画の設定を大切にしています。
原因の追求は今後の口腔内を左右する
“虫歯”や“歯周病”など歯科疾患のほとんどは必ず原因があります。例えば虫歯なら間食習慣やブラッシングに原因があったり、詰め物が合っていないことで虫歯になることもあります。それらの原因を除去しない限り、一生虫歯や歯周病になり続けます。
原因の追及には、歯や歯ぐきだけではなく、口の中や顔貌、食生活や歯ブラシ状況、噛み合わせや顎関節などさまざまな要因を見ていきます。また、口腔内の歯科既往歴(今まで受けた歯科治療)を見て、どのように悪くなってきたか、どんな治療を受けてきたかなど、お口の歴史を想像することも重要です。